命の輝き
~Shine of Life~

脚本:宮下美和・三浦克也 / 音楽:大澤紀彰

税金は冬囲いのようであって欲しい。…明日を生きる、命の輝きの為に。

税金をテーマにした連作を書いて欲しいと、馴染みの編集長・中野守に依頼された小説家・宮田憲子。
しかし税金の使い方に納得がいかない憲子はなかなか創作意欲が沸かない。

「実は、高校生の時に出会ったお巡りさんがいるんです。」
中野は高校生の頃に出会った警察官の赤田部巡査長との思い出を語り始め、物語は中野の高校生時代に遡る。
そこでは高校時代の友人の菅原健太や木下真由美と共に赤田部巡査長に影響され今があることが語られる。

中野の過去の話に感化された憲子は小説を書き出した。
「税金連作第一弾は、あるお巡りさんの物語ね!」
そうして、憲子の「冬囲い」は好評を得、憲子は次の作品の創作に力を入れる。

次の作品は区役所に勤める公務員寺島と、知人の清掃局勤務の大谷・金田達の物語にスポットを当てて描かれるが
最早、現実なのか小説なのか分からないストーリーが宮田憲子の手によって展開される。

リアリティのある小説世界で主人公たちが動き出す。
事実を織り交ぜたフィクションの中で、公務員である彼らは何を思いどう動くのか…。

「税金は冬囲いのようであって欲しい。…明日を生きる、命の輝きの為に!」

本公演で公演させていただいて以来『租税ミュージカル』として何度も公演をさせていただいております。

租税ミュージカル『命の輝き』より